- 2026/02/06
第1問(戦略分析)
【回答例】
強みである老舗のブランド力と、
弱みである収益性の低い量販店・PB比率増等の内部環境、
及び市場低迷等の外部環境を分析する。
ポイント
戦略策定の第一歩はSWOT分析です。
内部(強み・弱み)と外部(機会・脅威)を整理することを明記します。
第2問(強みと対策)
【回答例】
強みは老舗としての高いブランド力。
対策は、高利益な直営店向けの独自新製品開発や販促を強化し、
ブランド価値を再構築する。
ポイント
利益率の低い量販店向けではなく、
利益率の高い「直営店」に強みを投入するのがセオリーです。
第3問(中・長期的課題)
【回答例】
課題は、臨時社員増による製造技術の空洞化や
伝統の味の継承困難を回避すること。
マニュアル整備や正社員による計画的なOJT、
正社員登用制度の導入等を通じ、
組織全体のナレッジ蓄積と人材育成を図るべきである。
ポイント
「臨時社員55%」は事例Ⅰの重要キーワード。
「技能伝承」や「帰属意識の低下」をリスクとして捉えます。
第4問(機能別組織の利点)
【回答例】
(1) 各部門の専門性が向上すること。
(2) 経営資源を集中投入できること。
(3) 指揮命令系統が明確なこと。
ポイント
1次試験の知識(組織論)を短く正確にアウトプットする設問です。
第5問(組織構造の問題点)
【回答例】
各部門の専門性が高まる反面、部門間の壁が生じ連携が不足すること。
特に営業情報の製造への共有が遅れ、
需要変動やPB開発の厳しい要請への迅速な対応が困難となり、
全社最適の意思決定を阻害する恐れがある。
ポイント
営業と製造の「不仲」や「情報分断」は事例Ⅰ・Ⅲの定番課題です。
第6問(モラール低下と対策)
(a)理由:
同族経営による閉塞感や意思決定の不透明さに加え、
機能別組織による担当業務の固定化、
設備の老朽化による作業効率低下、
さらに適正な評価制度の欠如により、
自身の貢献が実感しにくいことが考えられる。
(b)対策:
経営目標の共有や成果に基づく評価制度の導入、職務拡大を図る。
また、部門横断的なプロジェクトへの参画を促し、
参画意識を高めるとともに、
現場の声を聞くボトムアップ型の意思決定プロセスを構築する。
ポイント
「同族企業」「管理職」というキーワードから、
「透明性」「公平な評価」「権限委譲」などの解決策を導き出します。
学習のアドバイス
今回の設問を通して、
以下の「事例Ⅰの鉄板」が見えてきたはずです。
① 同族経営 = 意思決定の不透明さ、ワンマン
② 機能別組織 = 部門間の壁(セクショナリズム)
③ 臨時社員の増加 = 技能伝承やモラールの危機