- 2024/11/10
資格の学校TACが配信した
「令和4年度(2022年度)中小企業診断士2次本試験分析会」
の模様を収録したものです。
講師の三好隆宏氏が、
各事例(事例I〜IV)の出題傾向や
受験生の再現答案の分析、
設問ごとのポイントを詳しく解説しています。
全体的な印象と傾向
得点しにくい年
令和4年度は
例年と比べても
全体的に得点が積み上げにくい、
難易度の高い試験だったと分析されています。
事例IVへの不安
参加者へのアンケート(手を挙げる挙手)では、
多くの受験生が
事例IVに最も不安(D評価のリスク)を
感じていたことが示されています。
各事例の分析ポイント
事例I(組織・人事)
第1問で
「過去(法人化以前)の強み・弱み」が問われ、
現状と混同しやすく難しかった。
第2問以降は助言問題中心で、
新規就農者の獲得や定着
(入社前のインターン・農業体験など)
大手仲介業者との対等な関係構築
(下請けからの脱却)
がポイント。
事例II(マーケティング・流通)
第1問の3C分析(30点配点)と
第4問のオンライン販売(30点配点)で
いかに得点を確保するかが鍵。
第4問のオンライン販売事業者との協業では、
長期的な関係を築くために
「相手先ブランド」
(OEMやダブルネームなど)
での提案が含まれているかが重要。
事例III(生産・技術)
2020年以降の
外部環境変化(コロナ禍等)を受けた
販売面・生産面の課題を問うなど、
5問構成で非常に多忙な内容。
第2問の設計業務短縮では
「(詳細ではない)デザイン図の概要確認」
の段階での見直しや、
3次元CADの導入などが議論に。
第4問のデジタル化・社内活動では、
データは既にPC内にあるため
「交換・共有のペーパーレス化運動・徹底」
が意図されていたと解説。
事例IV(財務・会計)
第1問の経営分析で、
過去に出題例のない
「生産性の観点」
(労働生産性)」が指定され、
多くの受験生が混乱した。
第2問のセールスミックスでは、
制約条件が2つあるパターン
(線形計画法・交点を求める問題)
が出題され、
上限値の記載がないことで解きにくさがあった。
計算ミスや空欄があったとしても、
全体の出来が低ければ
部分点や配点調整で救われる可能性があるため、
発表まで諦めないことが強調されています。