【事例Ⅰ】(組織・人事)ミニ演習問題(作成日:2026年2月6日)

【与件文】

A社は、地方都市で特産品を活用したジャムの製造・販売を行う従業員30名の企業である。創業以来、社長である父の強いリーダーシップのもと、高品質な製品づくりで「老舗」としての地位を築いてきた。

現在、長男である専務が実質的な経営を担い始めているが、組織には課題が多い。A社は長らく、製造、営業、管理の3部門による機能別組織を採用してきたが、部門間の壁が厚く、情報共有が滞っている。

特に、専務が推進しようとする「地元カフェとのコラボレーション」や「ECサイトの強化」といった新施策に対し、保守的な製造現場のベテラン社員から「伝統が損なわれる」との反発があり、実行が遅れている。また、評価制度は一律の年功序列であり、意欲的な若手社員の離職が目立ち始めている。専務は、次期社長への就任を前に、組織を活性化し、新旧社員が協調できる体制を構築したいと考えている。

【設問】

A社において、
新事業の推進と組織の活性化を図るために、
中小企業診断士として
どのような「組織構造上の施策」と
「人事施策」を助言すべきか。
100字以内で答えよ。

ステップバイステップ思考による回答構築

1. 質問意図の確認

組織の硬直化(部門間の壁、ベテランの反発)と、
人事面の問題(若手の離職、評価の不満)を解決する助言を求めている。

2. 確実な事実の列挙

組織構造:機能別組織で部門間の壁がある。
組織文化:ベテランと若手・専務の間に意識の乖離がある。
人事制度:年功序列で、若手の意欲を削いでいる。

3. 不確実な情報の分離

ベテランが「具体的にどの工程」を
伝統と考えているかは不明だが、
「保守的」という態度は明確。

4. 解決策の構築

組織:部門横断的プロジェクトチーム(新事業推進用)。
人事:能力・成果・挑戦を評価する制度への移行、コミュニケーション機会の創出。

 

【模範解答】

https://note.com/nakybusiness/n/n1208e9ac1844

 

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