- 2026/02/06
https://sindansiken.xyz/j-3-20260206/
【与件文】(事例Ⅰ〜Ⅲのまとめ)
A社は新事業推進のため、ECサイト構築と工場の自動包装機導入(投資額2,000万円)を検討している。
直近の決算では、売上高は増加したものの、営業利益率は低下した。
財務諸表を見ると、①急な受注増加に対応するため原材料在庫を積み増しており、棚卸資産が増加している。
②カフェ向けの売掛金回収条件が既存客より長く、売上債権が増加している。
結果として、損益計算書上は黒字だが、手元の現預金は減少しており、
専務は投資資金を全額借入で賄うべきか、自己資金を充てるべきか悩んでいる。
【設問】
A社の財務状況から読み取れる
「収益性」および「効率性」に関する課題を指摘し、
投資実行にあたって財務面で
最も留意すべき点を80字以内で述べよ。
ステップバイステップ思考による回答構築
1. 質問意図の確認
利益率の低下(収益性)と、
在庫・債権の滞留(効率性)を指摘し、
投資に伴う資金繰り(安全性・CF)への影響を助言する。
2. 確実な事実の列挙
収益性:売上増だが利益率低下。
効率性:棚卸資産と売上債権が増加(回転率の悪化)。
キャッシュフロー:現預金が減少。
3. 不確実な情報の分離
自動包装機の導入による
「人件費削減効果」が
具体的にいくらかは不明だが、
投資回収期間に影響する重要因子。
4. 解決策の構築
課題:原価上昇による収益性低下と、資産滞留による効率性悪化。
留意点:キャッシュフローの悪化。資金調達による安全性への影響。