口述試験について洞口(ほらっち)先生の解説

2次筆記試験の合格発表から
本試験まで約1週間という短期間で、
たとえ合格率99%の試験であっても
1ミリも油断せず
確実に合格を掴み取るためのポイントを解説しています。

以前の動画と共通する部分に加え、
より具体的なアドバイスや
受験生の疑問に対する回答が含まれています。

1. 試験当日の流れと服装

精緻なスケジュール管理

筆記試験の合格者に届く受験票には、
集合時間や面接時間が分刻みで指定されています。

遅刻は厳禁なので、
当日は余裕を持って
会場に向かってください。

待機から入室まで

大きな待合部屋(会議室や教室)に集まり、
直前まで与件文の最終確認を行います。
案内係に呼ばれたら
面接室の前の椅子へ移動し、
ノックをして入室します。

服装

女性はビジネスカジュアル、
男性はスーツにネクタイ着用が一般的です。

2. 口述試験の形式と聞かれる内容

面接の雰囲気

面接官2名に対し、
受験生1名の個別面接です。
(制限時間10分程度)
面接官との距離が
2〜3メートルほど離れており、
独特の緊張感があります。

回答の目安は2分間

最初に入室した際、
面接官から
「中 小企業診断士(コンサルタント)として、
1問あたり2分間程度を目安に回答してください」
とアナウンスがあります。

質問の対象

その年度の筆記試験に出題された
「事例I〜IV(A社〜D社)」
の中から出題されますが、
人によって
「事例Iだけ集中して聞かれた」
「事例IとIIだった」
「全体から満遍なく聞かれた」
など組み合わせはバラバラです。

知識系の質問

過去には
「デファクトスタンダード」
「コーポレートガバナンス」
「成果主義」
といった一次知識の定義や具体例を問われることもありました。
(いずれもその年の与件文に関連するテーマから出題されます)

3. 短期間で合格するための3ステップ対策

筆記試験の合格発表からの1週間を
完全燃焼するための具体的なアプローチ法です。

ステップ①:与件企業を自分自身の会社のように語れるレベルにする

A社〜D社の現状、
課題、問題点、改善策、
将来のあるべき姿を何も見ずに暗唱できる状態が理想です。

与件文を徹底的に読み込み(4〜5日程度)、
音読や、
苦手な事例に関しては
パソコンで文字通り打ち込んでみることで、
出題者の細かな意図やキーワードへの理解が深まります。

ステップ②:想定問答集に「肉付け」をしていく

TACなどの予備校が提供する
口述対策セミナーのレジュメ
(想定問答集)を
肌身離さず持ち歩いて活用します。

ただし、
模範解答をそのまま棒読みするだけだと
30秒程度で話し終わってしまいます。

本番の目安である
「2分間」を持たせるために、
事例の背景状況や自身の知見などを補足して、
自分で2分ぶんのボリュームに話を膨らませる
(肉付けする)練習が不可欠です。

ステップ③:模擬面接(リハーサル)で総仕上げ

第3者から質問されて口頭で答えるのは、
1人でつぶやくのとは勝手が全く違います。

友人や家族に協力してもらうか、
各受験予備校が本番直前に開催する
「口述模擬試験」に参加するのが
非常におすすめです。
(面接官役は直近の合格者が担当することが多く、
リアルな臨場感があります)

あえて
「他にはありませんか?」
「それだけですか?」
といった意地悪な質問
(圧迫面接風)をしてもらい、
本番で焦らないタフさを養います。

4. 受験生からのよくある疑問:自身の「再現答案」に合わせるべき?

結論:合わせる必要は一切ありません。

「自分が筆記試験で書けなかったところや
間違えた部分が手元でチェックされ、
そこを突っ込まれるのでは?」
と不安になる受験生がいますが、
そんな心配は無用です。

自分の過去の回答との一貫性は気にせず、
予備校の模範解答や想定問答集に則って、
その場で聞かれた質問に対して
ベストな回答を行えば問題ありません。

口述試験を乗り越えれば、
その先には実務補習や診断士としての活動という
「ジェットコースターのようなワクワクする世界」
が待っています。

体調管理に気をつけながら、
この1週間を乗り切りましょう。

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