- 2023/11/18
令和5年度の2次試験直後に実施されたもので、
事例Iから事例IVまでの
各事例の難易度や出題テーマ、
回答の方向性、
そして受験生からの質疑応答までが
約2時間50分にわたって
詳しく解説されています。
事例Ⅰ(そば店)
事例Iとしては約20年ぶりとなる「飲食店」が題材。
本文の分量は過去最大となったものの、
X社との対比構造が明確で比較的読みやすい。
経営統合や組織統合といったテーマが絡み、
設問ごとの切り分け
(特に第3問の留意点と第4問設問1の組織統合の区別など)
で悩むポイントが多かった。
事例Ⅱ(スポーツ用品店)
ストーリー自体は読みやすかったが、
第2問の価格戦略における
「サブスクリプション」
などの知識をきっちり想起できるかどうかが鍵。
プロモーションとイベントを切り分けて
両方記述する第3問など、
後半で受験生ごとの差が出やすい構造。
事例Ⅲ(食品加工・受託製造)
近年の中では
問題本文の整理のストレスが
やや軽減されたものの、
「回答の決定打となる根拠」が薄く、
難易度は非常に高かった。
第2問の生産能力向上や
第3問の廃棄コスト削減に関して、
多様な解釈が成り立つため、
採点基準は幅広く救済される可能性が高いと分析。
事例Ⅳ(財務・会計)
過去3年(令和2〜4年度)の
極端な難化傾向に比べると
純粋な難易度は下がったが、
計算箇所が多く非常に忙しい試験。
設問の文章表現や条件指示
(死者五入や連立方程式の代入箇所によるブレなど)
に不適切な部分が見られ、
受験生が戸惑う要因が多かった。
第2問(CVP分析)を
いかに手堅く得点できたかが勝負の分かれ目。