- 2023/11/19
東海地区の受験生から集まった
約30名分の
「再現答案」のデータを
エクセルにまとめ、
大手予備校の模範解答と
照らし合わせながら、
受験生のリアルな記述傾向や、
どこが加点要素
(あるいは差がつくポイント)
になったかを
事例I〜IVにわたって
詳しく解説しています。
🔷 事例I(印刷・広告制作会社)
全体傾向
第1問〜第3問は比較的解きやすく、
第4問・第5問が難解だったため、
前半でいかに確実に加点要素を拾えたかが
勝負の分かれ目。
第1問(ファブレス化の理由)
多くの受験生が
「厳しい外部環境変化への対応」や
「ディレクション業務への特化」
(経営資源の集中)
を記述しており、
安定して得点できている。
第4問(外部企業との関係発展)
「いかに発展させるか(関係性)」
を問われているが、
戦略や具体的な施策に終始してしまい、
関係性の変化(ビフォー・アフター)に
触れられていない答案が散見された。
第5問(長期的な課題と解決策)
長期的な視点を
(段階的・計画的な営業体制の構築や売上拡大など)
組織・経営レベルの視点で
切り分けられたかがポイント。
🔷 事例II(豆腐の製造・販売業)
全体傾向
昨年に比べると与件文のヒントが多く、
取り組みやすく感じた受験生が多かった。
第1問(SWOT分析)
「移動販売の拡大」
「ネット販売立ち上げ」
という目的に沿って絞り込みやすかったため、
多くの答案が綺麗にまとまっている。
第2問(ネット販売戦略)
ターゲット
(全国の食通、あるいは自宅調理こだわり層)
商品
(手作り豆腐セットやコラボ、豆腐丼のレシピ等)
販売方法
(Y社サイトの活用)
の3要素を漏れなく盛り込めたかが鍵。
第3問(置き配・高齢者対応)
予備校解答と受験生の記述で、
フランチャイザー(B社)と
フランチャイジーの役割分担
(どちらが顧客リストや試食品を活用すべきかなど)
に迷いが見られた難問。
🔷 事例III(革製バッグメーカー)
傾向
4科目の中で最も難易度が高く、
受験生の解答が大きく分かれた(事故気味の答案が多かった)事例。
第2問(受託生産品の工程効率化の課題・対応策)
与件文の
「製造工程(裁断〜出荷)」という縛りがある中で、
多くの受験生が「生産計画」を課題に挙げており、
採点上どこまで加点されるかが不透明な部分。
第4問(ブランドの方向性選択)
「高級感路線」か
「アイテム数拡大路線」かの二者択一。
与件文のコンセプト
(長く愛着を持って使える)や
アイテム数の具体的数字から
(既存25アイテムと受託10アイテムの比較)
出題者の意図を読み解いて
どちらかに結論を絞り込めたかが重要。
🔷 事例IV(財務・会計)
第1問(経営分析)
指標が「4つ」
(優れている点2つ、課題2つ)
求められる初のパターン。
収益性・効率性・安全性から多面的に選べているか。
また「課題」を問われているのに
「問題点(〜が悪い)」という書き方で止まってしまい、
もったいない失点をした答案も見られた。
計算問題(CVP・NPV)
予備校の模範解答を基準とした場合、
NPV(正味現在価値)や
CVPの難解な設問を
完全に正解できた受験生はごく一握り。
計算ミスをしていても、
記述問題
(第4問の移動販売のメリットや地域貢献の理由など)
でしっかり与件文の根拠を使って
部分点を確保できたかが合否に影響する。
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動画の最後では、
2次試験は
「蓋を開けてみないと分からない」
(周りの出来具合に左右される相対評価)ため、
自己採点で凹みすぎず、
まずはここまで走りきった自分を労って
年末年始を過ごしてほしい、
という講師からの
温かいメッセージで締めくくられています。