助言能力が問われる試験に変化していくだろう。

2014年のデータになりますが
全国の事業者数は382万者とある。
(大企業の割合は全体の0.3%)

大企業:1.1万者
中小企業:55.7万者
小規模事業者:325.2万者

「圧倒的に小規模事業者ばかりです!!」

その定義は従業員数のみで判断される。
(資本金の基準はない)

製造業・建設業・運輸業:20人以下
商業・サービス業:5人以下

つまり1人~20人の事業者です。
(法人形態とは限らず)

現在の診断士の試験には
診断士としての助言能力を問われるような
そんな問題が出される傾向が強くなっている。
1次試験の問題においてさえも。

ということは勉強すべきポイントや
これは最低限理解しなければならない内容に
的を絞った勉強法が効果的になる。
(小規模事業者に理論株価なんて必要あるか?)

私は中小企業診断士の試験内容は
今後どんどん変更されていくと確信する。

彼らクライアントに必要なのは
経済学でもファイナンスでもない。

売上げ、客単価、リピート率
集客、宣伝、広告、メディア活用
優秀な従業員の獲得と居付き
資金調達、融資の仕方

こういった直接的に役立つことを
診断士に要求されてくるはずです。

だから試験は変わっていくでしょう。

クライアントが診断士にコンサル料を払っても
何の改善にもならなかったとしたら
国家資格の沽券に関わる。

「なあんだ、診断士なんてクソじゃないか」

それは絶対にあってはならない。

error: Content is protected !!