- 2022/01/14
令和6年度(2024年度)の2次筆記試験から
約1週間後に配信されたもので、
各事例(事例Ⅰ〜Ⅳ)の出題傾向や難易度、
受験生の再現答案を踏まえた分析、
そして動画後半では受講生からの具体的な質問
(「自分の書いたこの回答は加点されるか」など)
に対して
講師がリアルタイムで回答していく構成になっています。
📊 全体総括:事例ⅡとⅢの対応が合否の分かれ目
令和6年度の試験は
全体的に受験生の手応えが掴みにくく、
モヤモヤした内容でした。
特に事例Ⅱと事例Ⅲが非常に難解であり、
受験生全体の出来も良くないと見られます。
そのため、
これらの事例でいかに
「極端に低い点数(D評価など)を防ぎ、
部分点を拾えたか」
が大きなポイントとなります。
また、
事例ⅠとⅣで
しっかりと得点をキープできているかが重要です。
📝 各事例の分析ポイント
1. 事例Ⅰ(組織・人事)
特徴
令和に入ってから
助言問題が増える傾向にありましたが、
今回は原点回帰し、
「なぜか」
「狙いは何か」といった
診断・分析を求める問題が中心でした。
(助言は最後の第4問・設問2のみ)
ポイント
結論を複数並べて
編集しやすい問題が多く、
しっかり試験対策をしてきた人にとっては
比較的対応しやすく、
大崩れしにくい事例でした。
事例Ⅱ・Ⅲの難化をカバーするためにも、
ここで平均点以上を確保しておきたい内容です。
2. 事例Ⅱ(マーケティング・流通)
特徴
過去問で定番だった
「競合(3C分析)」や
「他社との共業」が
ほぼ登場しない変則的な事例設定で、
多くの受験生がタイムマネジメントや
取り組み順の判断に苦しみました。
ポイント
第2問
「感覚価値」と
「観念価値」の切り分けが難しかった問題。
「郷土料理」と「X焼き」をセットで
自宅で再現できるといった
製品戦略(ブランド価値)の要素が
読み取れる回答になっていれば、
高い加点が期待できます。
第3問・第4問
ニーズが問題文に明記されているものの、
新規事業としての切り口
(レンタルや買取など)の解釈が分かれました。
自社店舗のスタイリッシュな空間や
カフェスペースといったリソースを
どれだけ活用した記述ができたかが鍵です。
3. 事例Ⅲ(生産・技術)
特徴
第2問と第3問の
根拠の埋め込み方が非常に意地悪で、
順序を逆(第3問の計画業務から)に整理していかないと、
解答の切り分けが崩壊してしまう罠がありました。
ポイント
第2問
「生産能力の向上」に着目し、
残業や休日出勤が発生していない
(=ダブダブに余裕がある)
工程から要因(人員配置)をどう見直すか、
という
「進め方」を記述できた答案は非常に少ないため、
書けていれば大きなアドバンテージになります。
第4問・第5問
過去の契約金額ではなく
コストの「実績ベース」で
価格交渉の準備をすることや、
最終段落の「メンテナンス体制」の記述を見落とさずに
成長戦略へ組み込めたかどうかが
評価を分けます。
4. 事例Ⅳ(財務・会計)
特徴
令和4・5年度の超難化に比べれば、
扱う数値が
「70万円」「40万円」などシンプルな設定になり、
ボリューム的にも対処しやすい印象でした。
しかし、
ひっかけ要素が多く、
実際には思ったほど
点数が伸びていない受験生が多いと推測されます。
ポイント
第3問(投資意思決定)
営業利益ベースのキャッシュフロー算出における
減価償却費・売却損の扱い、
および運転資本の「増分」の捉え方で
ミスを誘う設定になっており、
設問3まで正解できた答案は
ほぼ見られませんでした。
設問1を確実に合わせられたかが重要です。
第4問(記述)
事業部および事業部長の業績評価
(全部原価計算や内部振替価格の問題点など)
について、
出題の枠組みに沿った回答ができているかで
配点(25点)の成否が分かれます。
—
動画の後半([01:57:06]以降)では、
チャットから寄せられた
「事例Ⅱの第3問でサブスクリプションと書いたがどうか」
「事例Ⅲの第2問でボトルネックと言及した場合は?」
といった
受験生のリアルな解答の再現に対し、
三好講師が加点の可能性や
出題者の意図を一つずつ丁寧に解説しています。
もしご自身の記述した
キーワードの妥当性を確かめたい場合は、
後半の質疑応答部分を
重点的にチェックしてみるのがおすすめです。