2018年(平成30年) 事例Ⅲ答案 EBA

2018年(平成30年) 事例Ⅲ
【C社の概要】 C社は、1974年の創業以来、大手電気。電子部品メーカー数社を顧客(以下「顧客企業」という)に、電気。電子部品のプラスチック射出成形加工を営む中小企業である。従業員数60名、年商約9億円、会社組織は総務部、製造部で構成されて...

EBAの江口明宏さんの答案

第1問

「金型設計・製作部門の保有、工業団地組合における共同受注や共同開発、インサート成形を習得するなど垂直統合度を高めることで付加価値を高め、受注量の減少を補ったため。」

第2問

「段取り作業時間が長く待ち時間が多いことが問題。昼休み後の加工品の金型と材料は待ち時間の間に準備しておく。加工後の金型は次の加工品スタート指示後に移動する。作業順を変えるなどで昼休み前に次の加工指示ができるようにして機械の停止ロスを改善する。」

第3問

「過大な製品在庫が問題。指定納品数量が安定しているX社製品Aは週1回の生産から毎日の生産に改める。生産ロットサイズは日々の指定納品数量に合わせて小ロット生産を行うことで製品在庫を抑制し、需要変動が大きいX社以外の製品の在庫管理を容易にする。」

第4問

「金型は支給品も含めて置き場を集約し、社内で統一した識別コードを付けて誰でもわかるようにする。使用材料は仕入先に材料倉庫の納品位置を固定させ、金型・使用材料を探す時間をなくして成形加工課の作業者が効率よく金型・材料などを使用できるようにする。」

第5問

「金型設計・製作部門を保有していること、顧客企業の成形加工品のコスト低減ノウハウ、インサート成形技術と工業団地の立地環境を活かし、垂直統合度を高めた製品を共同受注や共同開発により対応して、顧客企業の工程数短縮、納期短縮、コスト削減に貢献する。」

(引用文献)

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